中印の石炭火力発電が52年ぶりに減少、脱炭素への転換点となるか

コラム

2025年、世界最大の石炭消費国である中国とインドにおいて、石炭火力発電量が52年ぶりに同時に減少しました。この背景には太陽光や風力といった再生可能エネルギーの急拡大があり、世界の二酸化炭素(CO2)排出量の増加トレンドが大きな転機を迎える可能性が示唆されています。

一方、市場では需要減を見越した主要産炭国が供給抑制に動いたことで、石炭の国際相場は約1年ぶりの高値を記録しました。今後の焦点は、石炭火力が従来の主電源から、変動の大きい再生エネを補完する「支え役」へと役割を移行できるかどうかにあります。発電の約3割を石炭に頼る日本にとって、この世界的なエネルギー構造の変化は注視すべき動向だといえるでしょう。

日本経済新聞

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