女川原発2号機、テロ対策施設完成遅れで運転停止|1年8カ月停止へ

コラム

女川原子力発電所2号機について、東北電力は、テロ対策のために設置が義務づけられている特定重大事故等対処施設(特重施設)および所内の常設直流電源設備の工事について、完成予定時期を当初の2026年12月22日から28年8月に延期すると発表しました。

特重施設とは、大型航空機の衝突などのテロ行為を想定し、遠隔操作で原子炉圧力容器の減圧や原子炉格納容器の冷却を行うことで、格納容器の破損や放射性物質の漏えいを防ぐ安全装置です。

今回の工事遅延の背景には、建設業界における人手不足や働き方改革の影響があり、東北電力は「当社の努力だけでは対応が難しい外的要因が発生した」と説明しています。

女川2号機は、2024年10月に再稼働していたため、再稼働から間もなく停止を余儀なくされることになり、電力供給や脱炭素政策に関する国内の原子力への期待や不透明感に対する影響も懸念されます。

日本経済新聞

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