積水化学工業、ペロブスカイト電池に3100億円超投資

コラム

積水化学工業は、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池事業に、約5年間で総額3145億円の大型投資を計画しています。

同社は、2027年度に年産100MWの生産ラインを稼働させ、2030年度には1GW級の生産体制を確立することを目指します 。これにより、施工から廃棄・リサイクルまでの総コストを、既存のシリコン系太陽電池と同等の1kWh当たり20円程度に抑えることを目標としています 。

ペロブスカイト太陽電池は、薄くて軽いため、従来の太陽電池が設置できなかった高層ビルの壁面などへの設置が可能であり、新たな需要の創出が期待されています 。積水化学工業は、万博会場のバス停の屋根への設置をはじめ、異業種連携や多様な実証実験を進め、中国勢が独占する太陽電池市場での競争力強化を図ります。

国も悲願の国産太陽電池の復権の機会とみて、積極的に支援をおこなっています。

政府は30年までにGW級の量産体制を構築するとしており、積水化学工業の事業は経済産業省の「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択され、投資額の半分に当たる1572億5000万円を補助金で賄うことが決まっています。

日経ビジネス

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